📖 用語集【9】 l クリーンペイント
2023.02.11 (Sat) 更新
モルタル
モルタルは、砂とセメントを水で練り混ぜて作られた建築材料の一つで、壁や床の仕上げ、タイルやブロックの接着、鉄筋コンクリートの補修などに用いられています。
コンクリートはセメントに砂と砂利を混ぜ、水で練って作られるのに対して、モルタルには砂利は含まれていません。セメントと砂は1:2 ~1:3の割合で混合されることが多く、モルタルはペースト状で施工性が高い点が特徴です。砂の割合が多いほど強度は小さくなるものの,ひび割れは少なくなります。
モルタルはかつては住宅の外壁材として広く使用されていましたが、施工が高コストでクラック(亀裂)が生じやすいなどのデメリットもあり、最近では大手ハウスメーカーが標準工法としてモルタル壁を採用するケースは少なくなっており、かわりにサイディングやガルバリウム、タイルなどが採用されています。
ウールローラー
ウールローラーとは、ローラー工法で外壁を塗装する際に一般的に用いられている塗装用具で、円筒型のローラーに繊維が植毛されています。ローラーの表面が羊毛状になっているのでウールローラーと呼ばれていますが、この毛の長さや素材には様々なタイプがあり、塗料の種類や下地の状態、仕上がりなどによってローラーが使い分けられています。
一般的に、平らで滑らかな仕上がりを求める場合には短毛のローラー、凹凸のある外壁に塗装する場合は長毛のローラーを使用するケースが多いようです。
ウールローラーで外壁塗装をする場合、均一な塗膜を作りやすい、現在の外壁の模様をそのまま反映できる等のメリットがありますが、きれいな仕上がりを実現するためには塗装職人の熟練技術が必要となります。
上塗り
上塗りとは、下塗り、中塗りの後、塗装工程の最後として行う塗装のことを指します。「トップコート」と呼ぶこともあります。上塗りは塗装後に目に見える部分となりますので、平滑性や光沢、色など美観性を高めるための仕上がりも重要となりますし、また上塗りは風雨や紫外線などから外壁や屋根素材を守り、耐候性を高める意味でも重要な役割を果たしています。
艶消し
艶消しとは、塗膜の艶を意図的に消すこと、また塗料の中に艶消し剤を入れることで艶が出ないようにしている塗料のことを指します。
艶消しの場合は表面が凸凹でざらついており光の反射を抑えているため、いかにも「塗った」という印象は与えません。そのため、仕上がりに落ち着いた高級感が生まれます。艶消し仕上げのことはマッド仕上げとも呼ばれます。
艶消しの反対は艶ありで、艶の強さに応じて3分つや、5分つや、7分つや、艶あり、のように段階があります。光沢度が70以上の場合は艶ありと呼ばれます。
※Google調べ