外壁塗装には様々な道具を使用します🛠🛠これだけ持っていれば良い、というような万能な道具はあまりなく、プロであってもDIYであっても、様々な道具を使いこなすことが重要になってきます❕
実際にプロが使っている外壁塗装の道具を確認しながら、DIYでちょっとした補修作業などを行う時に参考にしていただけたらなと思います👍
外壁塗装に使用する道具はどのようなものがある?
外壁塗装は様々な工程があり、そのそれぞれで様々な道具を使用します💭💭
例えば塗料を塗る作業であれば、ローラー、刷毛、スプレーを使用しますし、下地処理であれば、皮スキ、ワイヤーブラシなどを使用します。また養生ではマスキングテープや養生シートを使用しますが、シートとテープが一緒になったマスカーのような便利な道具も使用します。
ホームセンターや通販で1,000円未満で購入できるような簡単なものもあれば、業務用高圧洗浄機など、素人や一回だけ塗るような塗装では絶対に入手できないような高額な道具や、レンタルするだけでも高額な仮設足場などもあります。これらの業務用の道具を使うとさらに効率よく丁寧に外壁塗装を行う事が可能です。
最も使用する塗り道具ローラー
塗装に使用するものはローラー、刷毛、スプレーガンといくつかありますが、塗装全体の8割の作業がローラーを利用したものです。外壁というのは基本的には平なものなので、ローラーで塗れるところはローラーで塗り、細かい所は刷毛(はけ)で塗る、というのが一般的な工法です。
羊毛ローラー(ウールローラー)
ローラーの中でもさらに使われる頻度が多いローラーです。ウールローラー、ウーローラーなどと言う場合もあります。
羊毛のように柔らかな繊維で出来たローラーで、今現在ある模様をつぶさずにそのまま塗る事が出来ます。また、塗膜を均一に塗りやすいです。マイクロファイバーを使用したマイクロファイバーローラーも羊毛ローラーと同様です。
羊毛ローラーは毛足の長さによって短毛、中毛、長毛の3種類に分けることが出来ます。毛足の長さと特徴は以下の通りです。
ローラーの名前 | 毛足の長さ | 説明 |
短毛ローラー | 5mm前後 | 平らを塗りやすいローラーです。また目地など、へこみ部分を塗りたくないときに使われます。 |
中毛ローラー | 13mm前後 | 中間の毛の長さで、3種類の中でも最も使ういろいろな所に使えるローラーです。 |
長毛ローラー | 20mm以上 | 表面がデコボコしている所などに使用するローラーです。タイルを溝ごと塗る時などに使用します。 |
砂骨ローラー(さこつローラー)
中にたくさんの空洞があるために、塗料を一度にたくさん吸い上げることが出来るローラーです。主に塗料を分厚く塗りたいときや、単層弾性塗料と呼ばれるようなどろどろの粘度が高い塗料を塗る時に使われるローラーです。羊毛ローラーとよく使い分けられるローラーです。
砂骨ローラーの別名と由来
非常にややこしいお話しですが、砂骨ローラーは様々な呼ばれ方をします。由来によって呼び方が違うだけでだいたいは同じ砂骨ローラーの事を指します。以下にまとめました。
- 砂骨ローラー
細かい砂などが混ざったものを砂骨といい、その砂骨入り塗料を塗る為のローラーとして使われていた事から。 - マスチックローラー
昔からあり、今でも製造されているマスチック塗料を塗る為のローラーとして使われていた事から。マスチックには大量に塗り固めるという意味もあるようです。 - 多孔質ローラー
孔とは穴の事で、穴がたくさん空いているローラーという意味から。 - パターンローラー
塗るだけで模様をつける事が出来る事から。ロールスタンプのように塗るだけで本格的な模様が出てくるローラーもあります。その場合はデザインローラーと呼ばれる場合もあります。 - スポンジローラー
スポンジのようなローラーという意味から。
その他の加工用のローラー
ローラーは塗るだけの道具ではありません。もちろん、羊毛ローラーや砂骨ローラーは塗る為の道具ですが、それ以外の作業に使われるローラーもたくさんあります。
吹き付けてデコボコを作った後に、そのデコボコをあえてつぶして模様を作る工法があります。その時に使用するのがヘッドカットローラー、もしくは抑えローラーなどと言われます。
防水工事などのシートを貼り付けるときにシートがしっかり密着するように空気を抜く必要があります。その時に使用するローラーを脱泡ローラーと言います。
このように、外壁塗装では塗るだけではなく様々な用途でローラーが使われます。
今すぐご相談・お問い合わせされる方は下記からどうぞ!
刷毛(はけ)で細かい所に塗装する
ローラーで平らな部分を含めて大部分を塗装しますが、細かい部分に関しては、昔ながらの刷毛を使用します。刷毛の歴史は非常に古く、縄文時代から原型があったとまで言われます。
外壁塗装でよく使われるのは平刷毛(ひらばけ)、筋交い刷毛(すじかいばけ)、寸胴刷毛(ずんどうばけ)、目地刷毛(めじばけ)、隅切り刷毛(すみきりばけ)などが使用されます。それぞれの特徴をまとめると以下の表のようになります。
刷毛の名前 | 説明 |
平刷毛 | 平らな刷毛で、一度に広い面積を塗る事が出来ます。昔は平刷毛をメインに塗装工事を行いましたが、今はローラーの方がよく使われます。ベタ刷毛とも呼ばれます。 |
筋交い刷毛 | 柄に対して、毛が生えている部分から45度の角度で曲がっているのが特徴。角や細いところなど、細かい所を塗りやすくなっています。 |
寸胴刷毛 | 平ではない寸胴のような刷毛。塗料の含みが良いのでたくさんの塗料を一度に塗る事が出来ます。粘度の高い塗料も寸胴刷毛で塗ります。 |
目地刷毛 | 細い刷毛で、溝や目地など細かい所に塗る為の刷毛です。 |
隅切り刷毛 | 隅とはすみっこの事。端や狭いところなど、主に補修用の刷毛です。ダメ込み刷毛と同じような形状です。 |
ラスター | ダスターとも言います。掃除などに使われる刷毛です。 |
鉄骨刷毛 | 鉄骨などの金属部に使われる刷毛です。 |
水性刷毛 | 水性塗料を塗る事が出来る刷毛です。主にナイロンなどの化学繊維で出来ています。獣毛だと刷毛の中で塗料が固まってしまう為、固まらない水性専用の刷毛が作られました。100%化学繊維のものもあれば、獣毛との組み合わせで作られているものもあります。 |
以上の刷毛が主に外壁塗装にて使われる刷毛です。簡単に書いてしまいましたが、上記の種類の刷毛それぞれにさらに複数の種類があり、ベテラン職人はここから適切な刷毛を選んで塗装工事を行います。
さらに、刷毛には使われる毛にもこだわって作られており、溶剤系塗料には獣毛、水性塗料には化学繊維が使われているのです。獣毛に関してさらに詳しく書いていくと、馬、羊、豚、ヤギなどの毛が使われてます。それぞれまとめると以下の通りとなります。
今すぐご相談・お問い合わせされる方は下記からどうぞ!
| 説明 |
馬 | 尾 | 別名天尾。 毛が長く塗装の刷毛として最適。高級刷毛によく使われています。 |
たてがみ | 別名振毛。尾の次によく使われる部分の毛。 |
胴 | 滑らかな毛。 |
足 | 別名馬蹄毛。 最高級の刷毛に使われます。 |
ヤギ | 尾 | 別名ヤンオ。白い刷毛の高級品に使われます。 |
アゴ | 別名ヤンス。 腰が強い刷毛。 |
脇腹 | 別名スペシャル。 刷毛のボリュームを増すために使われます。 |
背中 | 別名白細。 ニス用の刷毛などの原料になります。 |
つま先 | 別名上爪峰。 耐久性が高い刷毛として使われます。 |
ブタ | 高粘度塗料用の刷毛やダスターなどに使われる堅い毛。 |
化学繊維 | 水性塗料用の刷毛に使われます。 |
特に馬とヤギは体の場所によってそれぞれ違う特徴の毛が生えているため、様々な刷毛を作る事が出来ます。ちなみに羊毛刷毛というのもありますが、私たちの知っている羊とは違い、中国産のヤギの毛の事を羊毛刷毛と呼ぶようです。もちろんそれ以外にも動物の毛が使われている場合がありますが、外壁塗装用の刷毛の原料はおおむね上記の通りです。
スプレーガンによる吹き付け塗装
塗料を専用の容器に入れて噴出し外壁に塗布していく工法を吹き付け塗装と言います。きれいな塗装面が出来る事や、施工時間を短縮できる事などから非常に人気がある塗装方法だったのですが、今では使われなくなってきました。スプレーガンによる吹き付け塗装が利用されなくなった理由としては以下の事が上げられます。
- シンナーも混ぜて噴出するためシンナーの臭いが当たりに立ちこめてしまう
- 塗膜(塗料で出来た保護膜)が薄くなってしまうのに塗料を大量に使ってしまう。
- まき散らされるので養生が非常に大変
- スプレーガンでしか出来なかった模様が出来るローラーが出来てきた
しかし、吹き付けでしか出来ないようなデザインもあるので、今でももちろん必要とされている施工方法なのです。スタッコ仕上げ、リシン仕上げ、吹き付けタイル仕上げなどはそれぞれスタッコガン、リシンガン、タイルガンなどの専用のスプレーガンで行う必要があります。
以上になります😉
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました🙇
クリーンハウス工業(クリーンペイントの本社)の施工事例ブログ出来ました❕❕
塗装と一緒にリフォーム工事をお考えの方、ぜひご覧になってみてください🌼
➡ クリーンハウス工業🏡施工事例ブログはこちら🤗
今すぐご相談・お問い合わせされる方は下記からどうぞ!
☑ 話しを聞く
だけでもOK👌
☑ お見積もりだけでもOK👌
まずは無料診断から☺